マンションの水道代はなぜ高い?戸建てとの違いと節約方法を解説

🏠 給排水設備

「最近、水道代が高い気がする」

「マンションと戸建てでは水道代に違いがあるの?」

「水道代を節約したいけれど、何をすれば効果があるのかわからない」

毎月の光熱費の中でも、水道代は意外と気になりにくい費用です。

しかし、請求書を見て「思ったより高い」と感じた経験がある人も多いのではないでしょうか。

特にマンションに住んでいると、

  • 戸建てより高いのでは?
  • 受水槽方式だと料金が違うの?
  • 管理費に含まれているの?

など疑問を持つことがあります。

この記事では、マンションの水道代が高く感じる理由や戸建てとの違い、水道料金の仕組み、今日からできる節約方法についてわかりやすく解説します。


結論:マンションだから水道代が高いわけではない

まず結論から言うと、

マンションだから水道代が高くなるわけではありません。

水道料金は基本的に、

  • 使用した水の量
  • 各自治体の料金体系

によって決まります。

そのため、同じ地域で同じ量の水を使えば、マンションと戸建てで大きな差はありません。

ただし、

  • 家族構成
  • 給湯設備
  • 生活スタイル
  • 水の使い方

によって、結果的に水道代に差が出ることがあります。


水道料金はどうやって決まる?

水道料金は大きく分けて、

基本料金

水を使わなくても発生する料金です。

水道メーターの口径によって金額が決まります。


従量料金

実際に使用した水の量に応じて発生する料金です。

一般的には使う量が増えるほど単価が上がる「段階制料金」が採用されています。

つまり、

10㎥使った場合と20㎥使った場合では、単純に2倍ではなく、それ以上になることがあります。

そのため、水の使用量が増えるほど料金も高くなりやすいのです。


マンションと戸建ての水道代に違いはある?

基本的な料金体系は同じです。

しかし、マンションと戸建てでは設備や生活環境の違いによって差が出る場合があります。


① 世帯人数による違い

最も大きな要因は世帯人数です。

例えば、

  • 一人暮らし
  • 夫婦二人
  • 子どもがいる家庭

では、水の使用量が大きく変わります。

実際には建物の種類よりも、何人で暮らしているかの方が水道代に大きく影響します。


② 共用部の水道料金

分譲マンションの場合、

  • 散水
  • 共用部清掃
  • 植栽管理

などで使用する水道料金が管理費に含まれている場合があります。

そのため、水道料金そのものではなく管理費として負担しているケースもあります。


③ 給湯設備の違い

水道代そのものではありませんが、お湯を多く使うとガス代や電気代も増えます。

その結果、

「水道代が高くなった気がする」

と感じることがあります。

実際には水道代よりも給湯コストの増加が原因というケースも少なくありません。


水道代が高くなる主な原因

お風呂の使用時間が長い

家庭で使用する水の中でも、お風呂は大きな割合を占めています。

特に、

  • 毎日浴槽にお湯を張る
  • シャワー時間が長い
  • 家族全員がお湯を大量に使う

といった場合は水道代が上がりやすくなります。


トイレの使用回数が多い

近年の節水型トイレは非常に優秀ですが、古い設備では1回の洗浄で多くの水を使用します。

築年数が古い住宅では、水道使用量に差が出ることがあります。


洗濯回数が多い

少量の洗濯物を毎日洗うよりも、まとめ洗いの方が効率的です。

家族が多いほど洗濯による水使用量も増えます。


気付かない漏水

意外と見落とされるのが漏水です。

例えば、

  • トイレタンク内部の故障
  • 蛇口からの水漏れ
  • 配管の不具合

などがあると、知らない間に大量の水が流れ続けることがあります。

急に水道代が上がった場合は、一度確認してみましょう。

お住まいの地域にもよりますが、漏水によって水道代が高くなってしまった時には手続きを行って受理されれば減免される場合もあります。

その際は漏水の修繕を行った工事店さんのサインが必要になりますので一度修理に来た工事店さんに確認してみてください。

筆者は設備屋時代に、病院・商業施設・集合住宅等の漏水修繕工事の後に水道料金減免の申請を行ったことがあります。


今日からできる水道代の節約方法

シャワー時間を短くする

シャワーは想像以上に水を使用します。

数分短縮するだけでも年間では大きな節約効果になります。


まとめ洗いをする

洗濯機はある程度まとめて洗った方が効率的です。

洗濯回数を減らすことで、水と電気の両方を節約できます。

ドラム式洗濯機と縦型の洗濯機ではドラム式の方が縦型の洗濯機に比べて節水効果が高いです。

洗濯機の種類使用水量(1回)水道代(1回)年間水道代(年365回)
ドラム式洗濯機約 80L約 22円約 8,030円
縦型洗濯機約 140L約 37円約 13,505円
差額約 60L 節約約 15円 安い約 5,475円 安い

もちろん機種にもよりますがざっくりこんな感じです。

水道代の節約効果が高いのは明らかにドラム式ですね。


食器洗いは流しっぱなしにしない

食器洗い中に水を出しっぱなしにすると、想像以上の量を消費します。

こまめに止めるだけでも効果があります。

一般的な台所に使用される水栓を全開にして1時間出しっぱなしにするとなんと約1000Lもの水が出されます。

食器洗いの時間を10分だとしても約160Lとなるのでかなりの量を無駄に使っていることになります。

ここは真っ先にできる節水ポイントですね。


節水シャワーヘッドを利用する

比較的手軽に導入できる節水対策です。

使用感を大きく変えずに水使用量を減らせる商品も増えています。

お風呂や台所でも節水用のヘッドに変えるだけでかなり節約につながると思います。


漏水がないか確認する

急に水道代が高くなった場合は、まず漏水を疑いましょう。

夜間にすべての蛇口を閉めた状態で水道メーターを確認し、パイロットが回っている場合は漏水の可能性があります。

パイロットの確認の仕方は下記の通りです。

実際に工事店さんを呼んで確認してもらったら漏水じゃなかった。。。

それでも出張料は発生してしまうので自分で確認できるに越したことはありません。

皆さんも自宅の水道メーターの位置はしっかり把握されておくことをおすすめします。


受水槽方式と直結給水方式で水道代は変わる?

結論から言うと、

一般的な家庭ではほとんど変わりません。

受水槽方式だから水道代が高い、直結給水だから安いということは基本的にありません。

違いがあるのは給水設備の仕組みであり、水道料金そのものではないのです。

マンションの方は各お部屋に個別の水道メーターが設置されており、そこで水道料金を算出していますので、個別の水道メーター以前の給水設備がどんなものであっても居住者様が支払う水道代には関係ありません。

この点は誤解されやすいポイントです。


水道代が急に高くなったときの確認ポイント

もし前回より急に高くなった場合は、

  • 漏水していないか
  • トイレの水が流れ続けていないか
  • 家族構成が変わっていないか
  • 在宅時間が増えていないか
  • 洗濯や入浴回数が増えていないか
  • 水道メーターのパイロット

を確認してみましょう。

特に漏水は、気付かないうちに料金が大きく増える原因になります。


まとめ

マンションだからといって、水道代が特別高くなるわけではありません。

水道料金は主に使用した水の量によって決まり、建物の種類よりも生活スタイルや世帯人数の影響を大きく受けます。

水道代を節約するためには、

  • シャワー時間を短くする
  • まとめ洗いをする
  • 水を流しっぱなしにしない
  • 節水器具を活用する
  • 漏水をチェックする

といった基本的な対策が効果的です。

また、急に水道代が上がった場合は設備の不具合や漏水が原因になっていることもあります。

毎月の使用量を確認しながら、無理のない範囲で節水を心がけましょう。

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